鹿成獣の寛骨
寛骨とは骨盤の主体となる骨です。腸骨、恥骨、座骨の3骨から構成されていますが、成長につれ完全に1つの骨に融合します。また、頭部以外で性別によって形が異なる骨です。
また、仙骨と寛骨は軟骨でくっついています。そして寛骨と大腿骨が繋がっています。



雄の寛骨



雌の寛骨



雌雄比較



鹿幼獣の寛骨
基本的には成獣と同じですが骨化が進んでいません。写真の骨は雄鹿です。
関節部分は骨化が進んでおらず骨が剥がれます。軟骨でくっついていますが標本作成途中で4個に剥がれてしまいます。


幼獣の寛骨



参考文献
書籍
鹿の骨格の3Dデータが有ります。
ニホンカモシカは牛の仲間ですが骨格が酷似しているため参考にさせてもらいました。
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